チャンピオンシップに向けて、司令塔としての#1橋本竜馬の存在感が増している
キングス 69(12-16.22-9.15-21.20-17)63 滋賀 [
BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) - #35伊藤大司(184cm)
#24田代直希(188cm) - #32狩野祐介(184cm)
#51古川孝敏(190cm) - #24高橋耕陽(192cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) - #12ヘンリー・ウォーカー(198cm)
#12ジェフ・エアーズ(206cm) - #5アレン・ダーラム(198cm)
【観戦記】
シーズンは最終盤に差し掛かり、さんざんスカウティングをし尽くしたであろう西地区同士の対戦は、お互いの長所を潰し合う試合内容となりました。
キングスのストロングポイントは、アグレッシブなディフェンスと豊富なポイントガード陣ですが、滋賀をはじめ京都も名古屋も、3番タイプの外国籍選手がボール運びを行うことで、キングスのストロングポイントである「アグレッシブなディフェンスと豊富なポイントガード陣」の効果を薄めています。
また、滋賀は第4Q終盤、ポイントガードをベンチに下げて、2番~5番タイプの選手でフロアを埋めました。これをやられると、キングスはポイントガードのところがミスマッチになります。
「相手のストロングポイントを、ウィークポイントに変える」
そんな発想が、シーズン終盤戦は随所に見られます。
滋賀#25荒尾岳のプレーを久しぶりに見ましたが、相変わらずスクリーンとシールが上手いです。沖縄になかなか居ないタイプの選手なので、明日の試合を観に行く学生プレイヤーにはぜひ注目してもらいたい選手の一人です。
試合を終えて、最終スコアが60点台だったのはキングスのリズムでした。滋賀の2人の外国籍選手にある程度やられるのは仕方ないとして、日本人選手の総得点を21点に抑えたディフェンスは見事。滋賀の武器である3ポイントシュートの成功率も18.2%(4/22)に抑えました。
既に西地区1位が確定し、1週間後にチャンピオンシップ初戦を控えているキングスとしては、「怪我なく試合を終える」ことも重要なミッションでしたが、第4Q 残り4分26秒、#24田代が左足首を負傷して退場しました。
キングスはスラッシャー、スクリーナー、フィニッシャー、リバウンダー、ディフェンダーなど、個々の選手に明確な役割を与えていますが、田代はスラッシャーとして攻撃の起点であり、インサイドアタックの核です。怪我の早期回復を願います。
#24田代直希