【Kings Historia】ブライアン・シンプソン
新型コロナウィルスの影響で不安なニュースが多い中、琉球ゴールデンキングスの写真で特に印象に残っているもの、できれば見た人が元気になるような写真をブログで公開していこうという企画「キングス・ヒストリア」です。
第一弾は、2008-09シーズンのbjリーグ・オールスターのダンクコンテストチャンピオンで、
垂直飛びは
脅威の116cm(Kings Hysteria調べ)
を誇る鳥人、ブライアン・シンプソン選手に登場していただきます。
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上の写真は、2009年12月12日のキングス×大分ヒートデビルズ戦で撮ったものです。ブライアンはアンソニー・マクヘンリーからのパスを空中で受け取り、ゴール下のマイク・ベル(205cm)の頭越しに豪快なアリウープを叩き込みました。試合会場はうるま市具志川総合体育館です。
当時の私は、レンズと本体込みで1万5千円くらいの安価な一眼レフカメラを使っていました。屋内競技で動体を撮るにはスペックが足りませんでしたし、肝心の腕前も足りていません。この写真は突っ込みどころ満載で、今ならばもっと良い写真が撮れると思います。
しかし、10年以上経った今でも、私はこの写真が大好きです。
ブライアンのスピードや跳躍力、リングに向かう積極性、躍動感といったものがとても伝わってくるんです。「写真はカメラの性能よりも、小手先のテクニックよりも、まず被写体に対する情熱」ということを思い出すためにも、定期的にこの写真を見返すようにしています。
手前味噌な話が長くなってしまいましたが、2009年当時の私のメモが出てきたので、そのメモを基にブライアン選手を紹介させていただきます。
2008-09オールスターのダンクコンテストで、キングスのブライアン・シンプソンが優勝した。澤岻直人(身長182cm)を飛び越えてのダンクや、フリースローラインで踏み切ってのダンクなど、超人的な跳躍力を晴れの舞台で見せつけた。
ブライアンは身長197cm、体重97kgで、ポジションはフォワード。
キングスに入団する前は嘉手納基地内のチームでプレーしていた。本格的なバスケ暦は、わずか1年。bjリーグのトライアウトで光るものを見出したキングスがドラフト3巡目で指名し、入団に至る。
迎えた2007-08シーズン(キングス初年度)、見せ場は身体能力を生かしたファストブレイクと、相手がゾーンディフェンスをしてきた時の裏を突くアリウープ、ディフェンスとルーズボール、跳躍力を生かしたリバウンド。ファンからは桜木花道と呼ばれ、会場を沸かせる反面、身体能力に任せた大味なプレーが目立った。しかし、オフシーズン中の自主トレに桶谷大HC(当時)が帯同し、ファンダメンタルやスキルが大幅に向上した。
尊敬する選手はコービーとT-MAC。趣味は睡眠。好きな日本語は『ナニミテンダヨ』。日本語のヒアリング能力は高く、何を言われているかはほぼ分かっている。(知らんぐゎーしーしている)
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利き手の左腕に彫られた「大胆不敵」を、地で行く選手です。
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