【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(10/22)
ジャスティン・バーレルにドライブを仕掛ける#5アンソニー・マクヘンリー
キングス 71(22-14.11-14.11-13.27-17)58 名古屋D [
BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) - #6船生誠也(190cm)
#6金城茂之(185cm) - #12中東泰斗(191cm)
#31喜多川修平(185cm) - #21笹山貴哉(180cm)
#8大宮宏正(197cm) - #8張本天傑(197cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm) - #24ジャスティン・バーレル(204cm)
※オンザコートは両チームとも1-2-1-2。
【観戦記】
立ち上がりのディフェンスはキングスがマンツーマン、名古屋Dは1-2-2プレスからの3-2ゾーンでした。ゾーンプレスには2つの用途があり、一つは積極的にスティールを狙ってゲームをアップテンポにするためのもの、もう一つはボール運びに時間をかけさせてゲームをスローダウンさせるためのもの。名古屋Dが仕掛けていたのはおそらく後者で、キングス得意のトランジションゲームにさせないことを目的としたプレスディフェンスだったと思います。
しかし、キングスは鮮やかなプレスダウンから#8大宮の2発のダンクシュートを演出し、序盤のイニシアチブを取ります。
高さで勝る名古屋はハーフコートオフェンスから#24バーレルと#8張本のポストアップを中心に攻撃を組み立てます。キングスはゴール下の要である#34ハミルトンが試合開始からわずか5分で2ファウル。暗雲が立ち込めます。
立ち込めた暗雲は雷雨へと変わり、キングスは第2Q途中から第3Q途中まで、11分間フィールドゴールなしという事態に陥ります。パスミスから自滅する悪いクセが顔を出しますが、ここから立て直せた一番の要因は『オフェンスをシンプルにしたこと』に尽きます。
キングスは5on5のオフェンスから、#34ハミルトンをスクリーナーにしたシンプルなピック&ロールで2on2のオフェンスにシフトし、攻撃を立て直します。対する名古屋Dはこの突然の変化への対応が遅れました。
試合の最終盤、名古屋Dは#24バーレルの個人技や#21笹山のシュート力を活かして反撃を試みますが、ベンチスタートの#13津山尚大が反撃ムードをぶった切り。チームに勝利をもたらしました。
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