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2018年05月13日

【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5/12)

【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5/12)

キングス 69(15-22.16-15.14-15.24-19)71 名古屋D [BOX]

【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) - #21笹山貴哉(180cm)
#51古川孝敏(190cm) - #9安藤周人(190cm)
#24田代直希(188cm) - #12中東泰斗(191cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) - #8張本天傑(197cm)
#12ハッサン・マーティン(203cm) - #24ジャスティン・バーレル(204cm)

※オンザコートは両チームとも1-2-1-2。

【観戦記】
テレビ中継があった試合なので多くの方がご覧になったと思いますが、「今日のキングスはボールが回ってないな」という印象を持った方は少なくないのでは?

これについてはキングスが悪かったというより、名古屋Dのディフェンスが良かったです。分析力と準備力。名古屋Dのディフェンスで特に目を惹いた点が2つあったのでご紹介します。

一つは、「ファイブ」と呼ばれるキングスのフォーメーションを潰されたことです。

ファイブは、#33アイラがトップの位置でボールを持ち、#24田代にハンドオフでボールを渡すところから始まります。ここから田代が縦にドライブしていって、前が空いていればレイアップシュート、ヘルプが来れば合わせのプレーに展開します。縦に切れていくことができる田代の特徴を生かしたチームオフェンスですが、名古屋Dは緻密なポジショニングと選手間の連携でこれを40分間封じました。

二つ目は、#14岸本と#24田代のオンボールスクリーンに対して「ブリッツ」と呼ばれる防御法で対応していたことです。

岸本と田代のピックプレーに対してダブルチームを仕掛けることで、ボールマンにドライブを許さず、シュートを打たせず、山なりのパスを出させることを狙っていたと思います。

これらの結果、キングスはペイントエリアにボールを入れる手数を減らされ、冒頭にあった「今日のキングスはボールが回ってないな」という結果になったと考えます。

対する名古屋Dのオフェンスはというと、序盤に#24バーレルにボールを集め、インサイドで得点を重ねました。

今シリーズは「3Pシュートの多いチーム同士の対戦」ですが、やっぱりバスケはインサイドなんですよね。インサイドにボールが入るからこそディフェンスが振られる。インサイドアウトの好パスを出せるからこそシューターは気持ちよくシュートを打つことができる。その手数で上回った名古屋Dが勝ち、下回ったキングスが負けた。そんな試合でした。

上で述べたキングスの課題が、そのまま明日の試合の見どころになります。これらの課題をいかにしてクリアしていくか。

しかし幸いなことに、キングスが今日の試合で得たものは課題ばかりではありません。

ラスト5分で試したゾーンディフェンスは効いていましたし、オフボールスクリーンからの#51古川のキャッチ&シュートを名古屋Dは最後まで止められませんでした。

明日の第2戦に勝利することができれば、わずか10分間のミニゲーム(第3戦)でどちらか片方のシーズンが終了するという「理不尽な戦い」に突入します。この理不尽な戦いをbjリーグ時代に経験してきたキングスと、チームとしては初の経験となる名古屋D。

まずは第2戦に勝って、プレッシャーをかけましょう。



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Posted by さばに at 07:00│Comments(0)琉球キングス
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