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2019年07月22日

沖縄でバスケットボールの記事を書きたい方へ

沖縄でバスケットボールの記事を書きたい方へ

2019年7月24日(水) 15時から、バスケットボール・ジャーナリズム・ミーティング2019沖縄が開催されます。会場は県立図書館ホールで、参加無料です。

これはスポーツライターやカメラマンなどの育成を目的としたトークセッションで、元月刊バスケットボール編集長の島本和彦氏をゲストに招くそうです。主催は沖縄バスケットボール情報誌「OUTNUMBER」。

平日の昼間ですが、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

私は行けないのですが、この10年ほど沖縄バスケの取材や写真撮影をしてきた者として、普段から大事にしていることやノウハウ的なことを以下に記しておこうと思います。こちらも、興味のある方は参考にしてください。

まず、原稿を書くためには取材と写真撮影が必要です。私が取材をする際に必ず持ち歩くのは、一眼レフカメラ、レンズ(望遠と広角)、ICレコーダー、ノート、ボールペン2本、室内履き、スマートフォンです。

ボールペンを2本持つのは、インクが切れた時のためです。もしICレコーダーが壊れた場合は、スマートフォンの録音機能で代用します。トラブルが起きても現場は止まってくれないので、常に予備を用意しています。

沖縄の体育館は暑いので飲み物が欠かせませんが、一つ注意が必要です。バッグの中で冷えたペットボトルとカメラを近くに収納してしまうと、ファインダーやレンズが曇ってしまうことがあります。冷房がキンキンに効いた室内から急に外に出た時に眼鏡が曇るのと同じようなことがカメラにも起きます。これを避けるため、カメラと飲み物はしまう場所を離すか、飲み物は常温にしておきます。

写真のないバスケットボール記事というのは無いので、ライターを目指すならば、室内で動体を止めて撮る機材と腕を身につけたほうが良いと思います。

試合中、私は「A選手は切れ味するどいカットインが魅力だから、ドライブしているところの写真を撮っておこう。B選手はインサイドプレイヤーだけど最近は外角シュートもうまくなっているから、ジャンプシュートの場面を撮っておこう。C選手は2年生だけど上級生にも物おじせず指示を出せるところが魅力だから、選手間でコミュニケーションを取っている場面を撮っておこう」という感じで、文章の構成を考えつつ、それに沿った写真を撮っています。ライター&カメラマンを兼務するのは大変でもあり、楽でもあります。

皆さんはカメラのファインダーをのぞいた時、反対側の目をどうしていますか?
ファインダーをのぞいていないほうの目です。閉じていますか?開けていますか?

私は、昔は閉じていたのですが、今は両目を開けています。これには二つ理由があって、学生の大会だと1日6試合とかはザラで、その間、ずっと片目だけ閉じて写真を撮っているとまぶたの筋肉が痙攣してしまうのです。また、バスケのカメラエリアにはボールや選手がすっ飛んでくるので、両目を開けて周辺視野で状況を把握しておかないと、身の安全を確保できないためです。

両目を開けて撮ることに慣れてくると、ゴール下の写真を撮りながらも「コーナーで選手がフリーになっているからキックアウトのパスを出すかも」くらいの予測はできるようになります。

私が撮影した田臥勇太選手のノールックパスはまさにそれで、逆サイドでフリーになっている選手がいることを分かっていたから撮れました。片目をつぶってファインダーの中しか見ていなかったら、絶対にこの写真は撮れなかったと思います。

沖縄でバスケットボールの記事を書きたい方へ


以前、「沖縄出身でない自分が、沖縄バスケの記事を書いてよいのだろうか?」と悩んだ時期がありました。私よりも沖縄バスケに詳しい地元の人なんて山ほどいて、その方たちが書いたほうが絶対に面白い記事になるのではないかと感じていたのです。

ただ、内地出身者にも一つだけ強みがあって、私には沖縄に母校が無く、先輩も後輩も恩師もいないのです。これが何を意味するかというと、「自分の母校を紹介したい」とか、「後輩が外部コーチをやっているあのチームを掲載したい」といった感情が無いのです。

本島北部も中部も南部も離島も、すべて平等。
何の先入観も持たずにチームや指導者、選手の魅力を見つけ、それを正しく伝えたい。

きっと私にしか書けない沖縄バスケの記事があると思い、今日に至っています。

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この記事へのコメント
いつも情報をありがとうございます。
ROMばかりで全然書込みしてませんが、さばにさん情報、いつも楽しみにしてます。
今後もよろしくお願いいたします。
Posted by yakov527 at 2019年07月27日 19:24
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