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2015年03月08日

【観戦記】琉球キングス-大阪エヴェッサ(3/7)

小菅直人
3月5日に33歳の誕生日を迎えた#9小菅直人。勇猛果敢にリングを狙う姿勢を貫き、若手をけん引する

キングス 75(24-16.16-20.20-18.15-19)73 大阪

【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) - #32畠山俊樹(170cm)
#6金城茂之(183cm) - #18相馬卓弥(182cm)
#9小菅直人(187cm) - #1今野翔太(182cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) - #23ジョシュア・ドラード(203cm)
#54キブエ・トリム(209cm) - #2ゲイリー・ハミルトン(206cm)

【観戦記】
キングスはスクリーンを使いつつ、コート上の全選手が平等にシュートチャンスを得られるオフェンスを展開します。インサイドアウトから#14岸本の3ポイントシュートが連続で決まり、開始2分で8対0と一気にリードを広げると、大阪は早くもタイムアウトを取ります。

大阪のオフェンスは、ポイントゲッターの#23ドラードをトップに据えたHorns主体です。しかし、第1Qだけで2つのパスミスを誘発するなど、キングスはドラードのオンボールスクリーンを起点としたHornsへの準備ができていました。

そこで、大阪はオフェンスを変えます。Hornsを継続しながらも、トップの位置に#15セス・ターバーを起用し、ポイントゲッターのドラードをパッサーからレシーバーに変えます。点を取ることに集中できるようになったドラードは、それまで以上にコート上で躍動を始めました。

前半を終えて40対36、キングスの4点リードで試合を折り返します。全体の流れとしては、的を絞らせないオフェンスを披露しているキングスが15点くらいリードしていてもおかしくない展開でしたが、気が付けば点差はわずか4点。これは大阪が試合中に戦術を修正し、#23ドラードの役割を変えたことが大きかったと思います。

第3Qに入ると、キングスは#6金城と#5マクヘンリーが立て続けに不運なファウルを取られます。笛へのいらだちを隠せないキングス選手の心理をいち早く察知し、牙をむいたのは大阪#32畠山でした。続くインバウンズパスをスティールし、一気に畳み掛けます。

この嫌な流れを変えたのは、キングス#13津山尚大でした。

第3Q 6:38に起用されると、いきなり3ポイントシュートを決めます。続いてスティール、さらに速攻から#2ドゥレイロン・バーンズへのアシストを決め、大阪たまらずタイムアウト。

試合は最終盤までもつれましたが、#2バーンズが勝負どころのフリースローをきっちりと沈め、キングスが2点差で勝利を収めました。

大阪としては、警戒していたであろう#2バーンズを29得点と勢いに乗せてしまったことが悔やまれます。

そしてキングスとしても、要注意人物として警戒していたはずの#23ドラードにマック、バーンズ、ケントをマッチアップさせながら、30得点と止めきれなかったことが悔やまれます。また、トリムが負傷してベンチへ下がっている時間帯に、あからさまにリバウンド力が落ちたことも懸念材料です。体を張っていながらリバウンドを取れなかったのではなく、ボールウォッチャーになっていたことが気がかりです。

大阪エヴェッサはプレイオフで対戦する可能性がある相手。ポストシーズンに向けて、明日の試合が重要です。

並里成
髪型を変えた#3並里成(←そこはせめてプレーについて書こうよ)



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Posted by さばに at 07:00│Comments(2)琉球キングス
この記事へのコメント
ん〜❗️
すごい、洞察力と表現力

ためになります。

今日も勝って2連勝を期待
Posted by うちなーバスケ at 2015年03月08日 07:45
いつも、わかりやすい解説で、本当又試合を
再生し、見たくなります。

今節は、第一戦の戦い方が…( ̄▽ ̄)⤵️
勝ってる試合でも…あまり喜べない…
気迫があまり感じない物足りなさですね〜

でも…これからプレーオフにむけてきっと
修正してくると信じてますよ
go kings!
Posted by ジェフらぁぶぅ at 2015年03月08日 12:42
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