2016年08月23日
【観戦記】琉球キングス-ジョージ・ワシントン大学(8/21)
キングス 56(11-17.17-23.17-20.11-22)82 ジョージ・ワシントン大学 [BOX]
※スコアの一部がキングス発表と異なりますが、当ブログは『実際に試合会場でスコアボードに表示されていた得点』を基にしています。
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) - #5ジョーダン・ローランド(185cm)
#6金城茂之(185cm) - #22ヤレン・シナ(188cm)
#31喜多川修平(185cm) - #12渡邊雄太(203cm)
#8大宮宏正(197cm) - #21ケビン・マルフォ(206cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm) - #34タイラー・キャバナー(206cm)
【観戦記】
キングスは#22モー・チャーローが不在で、常時オンザコート1でした。
立ち上がりのディフェンスは両チームともマンツーマン。キングスはディフェンスの集散が速く、また高さのある相手に対してチームリバウンドの意識が高く、序盤は一進一退の攻防を繰り広げます。
しかし、オフェンスではパスミスが目立ち、『人とボールが動き続ける攻撃』を目指すキングスらしさが見られません。第1クオーター(Q)を終えて11対17とジョージ・ワシントン大学(GW)が6点のリード。
第2Qに入ってもじわじわとリードが広がり、残り4:08、22対32と点差が10点になったところでGWがディフェンスを1-3-1ゾーンに変更します。キングスはインサイドにボールを入れられず苦戦しますが、#31喜多川が高精度の外角シュートでつなぎます。しかし、終盤に不用意なパスをスティールされ、ブザービーターを決められて28対40で第2Q終了。
第3Qに入ると、キングスは前半の課題であったパスミスとインサイドアタックが改善され、徐々に会場を沸かせるプレーを見せ始めます。点差はあるものの、試合としては面白い。付かず離れずの展開に持ち込めた要因は二つあったと思います。
一つは、GWのエース#34キャバナーを7得点に抑えたこと。#34ハミルトンと#5アンソニー・マクヘンリー、#10波多野和也が交代でマッチアップしました。
もう一つは、GWのウィークサイドからの飛び込みのプレーをバンプで封じ続けたこと。特に、#12渡邊には#31喜多川と#6金城の両ベテランがマッチアップし、フラストレーションを溜めさせていました。(#12渡邊は最後にボースハンドのダンクシュートを決めて見せ場を作りました)
第4Q 残り4:33、56対71と点差が15点になったところで、GWは再び1-3-1ゾーンディフェンスを敷きます。ディフェンスをマンツーマンからゾーンに変える理由やタイミングはいろいろあると思いますが、GWは『ここで一気に攻勢をかけたい』というタイミングで用いていました。終盤、ややガス欠気味のキングスは劣勢となり、56対82とリードを26点に広げられて試合を終えました。
敗れた中にも、集中力の高いディフェンスとリバウンドには光明が見えました。また、#13津山尚大が着実にプレータイムを増やしていることも明るい材料です。先日、チーム練習を見た時も積極的に声を出し、ムードメーカー的な存在になっていたので、今後ますます進化した姿を見られると思います。
逆に、不安材料(不満材料)もありました。
まず、2人の新外国籍選手のうち、1人が不在であったこと。今日の試合は新チームのお披露目的な意味合いもあったと思います。レギュラーシーズンと同額のチケット代を支払い、新チームと新メンバーの戦力に期待して観に行ったキングスファンは多かったのでは。また、リードしているGWが手の内を包み隠さず全力プレーをしているにも関わらず、ホストチームのキングスがベストメンバーを揃えられなかったことは残念であり、不満です。
それから、#34ラモント・ハミルトンは明らかにベスト体重をオーバーしており、動けていませんでした。身体が重ければ重いなりにゴール下をこじ開けてくれると良いのですが、リングから離れた位置でボールを受け(←まずこの時点で相手に脅威を与えられていない)、そこからのドライブにキレはなく、外角シュートとパスに終始。今日の試合から良い部分を見つけることは難しかったです。
そして、これは事前にわかっていたことですが、日本人の4番ポジションの戦力が薄いです。Bリーグの強豪チームはこのポジションが強いので、キングスはまずここを狙われるだろうなと。
むしろキングスとしては、「相手チームのボールをあえてそこに集めさせる」ようなトラップ(わな)を仕掛ける“したたかさ”が必要かもしれません。相手チームが5人でボールをシェアして得点を分散するよりも、「どこにボールを集めてくるか」が分かっていたほうが対策を打ちやすいからです。Bリーグでは、そういうレベルの攻防になると予想しています。
Posted by さばに at 08:00│Comments(5)
│琉球キングス
この記事へのコメント
観戦記、待ってました!ほぼ同じ感想です。
ハミルトンだけでなく、モーチャーロもちょい心配してます。
大宮のところ、狙って攻められてましたね。頑張ってはいたけど。
ワタナーベをトップに置いての131ゾーンは強烈でした。
僕は津山スタメンの試合が見たいんですよね~
チーム事情で難しいのかもしれないけど。
1ヶ月でどこまで上げていけるかな~(>_<)
ハミルトンだけでなく、モーチャーロもちょい心配してます。
大宮のところ、狙って攻められてましたね。頑張ってはいたけど。
ワタナーベをトップに置いての131ゾーンは強烈でした。
僕は津山スタメンの試合が見たいんですよね~
チーム事情で難しいのかもしれないけど。
1ヶ月でどこまで上げていけるかな~(>_<)
Posted by はる at 2016年08月23日 13:18
観戦記いつも楽しみにしてます。
試合は大差で負けましたが.思ってたより全然良かったのでBリーグ開幕楽しみになりました。ただやはりハミルトン選手ですね〜同意見です…本来のハミルトン選手のプレーが来月見られると信じてます、
来月開幕ですが、さばにさんは、やはり観戦映像はスポナビですか?
私はauで、月3000円はいたいです…
ホームは全試合いきますが、アウェイも見たいし…やはりソフトバンクに切り替えしかないのかなぁ〜
試合は大差で負けましたが.思ってたより全然良かったのでBリーグ開幕楽しみになりました。ただやはりハミルトン選手ですね〜同意見です…本来のハミルトン選手のプレーが来月見られると信じてます、
来月開幕ですが、さばにさんは、やはり観戦映像はスポナビですか?
私はauで、月3000円はいたいです…
ホームは全試合いきますが、アウェイも見たいし…やはりソフトバンクに切り替えしかないのかなぁ〜
Posted by キングスらぁぶぅ at 2016年08月23日 14:32
プレシーズンマッチがこれだけってのがかなり不安です。
外国人の問題、連携の問題、試合勘の問題 本当に大丈夫なんでしょうか?
アルバルクに大敗して、全国ネットに醜態をさらすと、Bリーグさらには、日本のバスケに大きな影響を与えるのでは?
あと一ヶ月で完璧に仕上げてもらわないといけませんね。
外国人の問題、連携の問題、試合勘の問題 本当に大丈夫なんでしょうか?
アルバルクに大敗して、全国ネットに醜態をさらすと、Bリーグさらには、日本のバスケに大きな影響を与えるのでは?
あと一ヶ月で完璧に仕上げてもらわないといけませんね。
Posted by みんじー at 2016年08月23日 22:31
大宮は昨年から不安
Posted by にゃんこ at 2016年08月25日 15:43
コメント欄のコメントがスルド過ぎて、たじたじです。m(_ _)m
Posted by さばに
at 2016年08月25日 23:01

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