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2015年04月08日

琉球キングス、新リーグへ

2015年4月3日、新リーグを運営する「一般社団法人ジャパンプロフェッショナルバスケットボールリーグ」の設立記念セレモニーが行われ、琉球ゴールデンキングスを含む24チームの入会申し込みが行われました。

現時点で決まっていることと、今後考えられることをまとめようと思います。

【新リーグ概要】
・トップリーグ1部、トップリーグ2部、地域リーグの3層構造とする。昇格/降格あり。

・2016年秋に開幕する(bjリーグは来シーズンも存在する)。

・トップリーグチームは、年間試合数の8割のホームゲームを実施できるホームアリーナを確保していること。収容人員は1部が5000人、2部は3000人を目処とする。

・チーム人件費が売上収入の50%を超えないこと。1部チームは年間売上収入2億5千万円以上、2部チームは1億円以上あることを目安とする。

・チーム名に地域名を取り入れること。また、企業名を入れることを許可する。

・トップリーグチームは、ユースチームを有すること。

【今後のスケジュール】
・4月末:入会申込締切
・5月末:入会審査完了
・7月:所属リーグ決定

【琉球キングスの現在地】
・新リーグへの入会申し込みを行った。

・沖縄市が1万人収容のアリーナを建設予定で、ホームアリーナに名乗りを上げている。他自治体からも誘致があり、キングスは近日中に本拠地を発表する見通し。

【ここからは私の考え】

ホームアリーナの確保

ホームアリーナの確保についてですが、焦点は3つあると思います。

(1)本拠地をどこにするのか。
(2)アリーナの収容人数は。
(3)収容人数に見合う駐車場を確保できるか。

これまでのキングスの前提として「ホームタウンは沖縄県全域」で、県内各地をサーカスのように転戦してきました。ホームアリーナを確保するということは、まずこの前提が変わってきます。観客からすると「うちの近所の体育館で試合をしてくれてたから観に行くことができたのに…」という方もおられるはずで、本拠地がどこになるかはファンにとって非常に関心の高い事項です。

続いてアリーナの収容人数ですが、これによってトップリーグ1部になるのか、2部になるのかが決まってくると思います。

そして収容人数に見合う駐車場を確保できるか。これも車社会の沖縄にとって重要です。例えば今、沖縄市体育館へ試合を観に行く場合、沖縄南ICで渋滞にハマって、料金所を過ぎた右折信号待ちで渋滞して、無理な割り込みにゲンナリして、やっと体育館に着いても駐車場がなかなか空いてなくて、帰りは帰りで渋滞して…と、試合以外のところでグッタリしてしまいます。

その点、北中城のイオンモール沖縄ライカム近くに建設予定のアリーナには期待しています。試合のある日にイオンモールの駐車場を開放してくれたらありがたいのですが。

それと、沖縄に新しくアリーナを作る場合、「駐車場の出入口は一箇所ではなく複数設けること」と「駐車場の出口には信号機を設けないこと」も検討して頂きたいです。那覇市民体育館も宜野湾市立体育館も沖縄市体育館も、帰りの渋滞の原因はこれ。

サラリーキャップの撤廃

NBLが1億5千万円、bjリーグが7千万円といわれるサラリーキャップは、新リーグでは設けないようです。そもそも年俸が高騰していないのにサラリーキャップがあること自体がおかしかったわけですが、新リーグでは「より資金力のあるチームに良い選手が集まる」傾向が加速すると予想します。

キングス公式サイトにも書かれてますが、新リーグでは世界的大企業がバックアップするチームとの対戦が予想されます。その中でキングスが対等以上に戦っていくために、どのように資金を確保するのか。一つの案として、チケット代に転嫁される可能性はあると思っています。

逆に、もしキングスが2部もしくは地域リーグへの参戦となった場合、「今までと同じチケット代は払えないよ」という観客がおられるかもしれません。

外国籍選手の出場枠

オンザコート3について、川淵チェアマンは「絶対にあり得ない」と言い、FIBAは「認めない」と言っているそうなので、新リーグはオンザコート1~2になると予想します。

そもそも、FIBAが日本バスケ界に求めていることは「ガバナンス」「リーグを統一すること」「代表強化」であり、新リーグは代表強化につながらなければならないため、コート上の過半数が外国籍選手というのは認められないでしょう。

私個人の考えとしては、オンザコート2が望ましいと思います。

かつてJBLがオンザコート1だった時代に、各チーム外国籍センターを獲得していました。コートに一人しか立たせられないのであれば、どのチームもビッグマンが欲しい。なので、コート上を見回してみると日本人×日本人、外国人×外国人のマッチアップとなっていました。それがオンザコート2になってから、各チームが外国人ガードを獲得したり、外国人フォワードを獲得したことで、日本人×外国人というマッチアップが生まれ始めました。なので、私はオンザコート2推しです。ここに帰化選手をどうからめていくか。

bjリーグは2015-2016シーズンがラストシーズン

bjリーグのラストシーズンは、チームによって考え方が分かれるのではないかと予想しています。

例えば、新リーグで1部に行くことが決まっているチームであれば、翌年に控える新リーグのレギュレーションを踏まえて選手を獲得するかもしれません。はたまた地域リーグに行くことが決まっているチームであれば、目先のbjリーグのラストシーズンで一花咲かせることを優先するかもしれません。

7月に予定される所属リーグの発表に注目しています。



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Posted by さばに at 18:00│Comments(4)琉球キングス
この記事へのコメント
いろいろ気になることだらけですし注目ですね!

オールジャパンにも参加することになるんでしょうね!
東京での開催になるのかな〜
それともサッカーの天皇杯のように長い期間でやるのか。

ファイナルがどういう形になるのかも気になりますね!
Posted by こーへー#1こーへー#1 at 2015年04月10日 00:30
プレーオフの形式はすごく気になります!
Posted by さばにさばに at 2015年04月10日 09:42
1万人収容はちょっとやり過ぎじゃないでしょうか?ガラガラのホームアリーナで試合するキングス、ちょっと考えられません。3000人でも満員だからこそあの盛り上がりなのでは。
Posted by すみません。初コメです。 at 2015年04月13日 02:31
さいたまスーパーアリーナのように座席を可動式にしたり、朱鷺メッセのように間仕切りを可動式にするなどして、収容人数に応じてアリーナのレイアウトを調整できたらいいですね。

それと、建設する自治体にとって最も重要なのは、キングスの試合が無い日にアリーナを何に使うのか。その見通しを立てておくことだと考えています。
Posted by さばにさばに at 2015年04月17日 18:38
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