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2018年05月14日

【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5/13)

【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5/13)
第3戦 残り1分12秒、11対7とリードを広げるジャンパーを沈め、#51古川孝敏が吼えた

第2戦 キングス 66(20-17.9-14.17-19.20-12)62 名古屋D [BOX]

第3戦 キングス 17(2-5.15-7)12 名古屋D [BOX]

【第2戦のスターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) - #21笹山貴哉(180cm)
#51古川孝敏(190cm) - #9安藤周人(190cm)
#24田代直希(188cm) - #12中東泰斗(191cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) - #8張本天傑(197cm)
#30ヒルトン・アームストロング(211cm) - #24ジャスティン・バーレル(204cm)

※オンザコートは両チームとも1-2-1-2。

【観戦記】
名古屋Dはスタメンに変更なし、キングスはセンターを#12ハッサン・マーティンから#30ヒルトン・アームストロングに替えてきました。キングスは昨日の第1戦の立ち上がりで#24バーレルにインサイドを制圧されてしまったため、まずは相手のストロングポイントを抑える、という意図で起用されたと思われます。

今日のキングスのディフェンスは、#24バーレルにボールを持たれてからどうするかではなく、ボールを持つ前の段階で外へ押し出していました。名古屋Dは#24バーレル以外の選手のドライブを中心に攻撃を組み立てます。

私は昨日の観戦記で、キングスの「ファイブ」というフォーメーションを潰された、と書きました。今日の試合ではここにも改善が見られ、ウィークサイドでフレアスクリーンを作ってフリーを作り出していました。外のシュートに偏る時間帯はあったものの、#14岸本のドライブと#12ハッサンのポストアップを織り交ぜてインサイドアタックを試みます。

昨日の敗戦から学び、攻防ともに対策を打ったキングスが第2戦をものにしました。

昨日の第1戦に勝っている名古屋Dは、第2戦で大量にリードされるようなことがあれば、第3戦を見越して主力を休ませることができました。しかし最後まで接戦だったため休ませることができません。#24バーレルに至っては30分超えの出場時間を経て、最後のミニゲームに臨みました。

第3戦では疲労の影響か、両チームとも外角シュートがショートする(リング手前に当たる)場面が目立ちました。「削り合い」とも言える肉弾戦・消耗戦の中で、キングスはベテランの#0石崎巧と#51古川の活躍でじわじわとリードを広げていきます。

刻々と目盛りを減らしていくゲームクロックを前に、名古屋Dの若きポイントガード#21笹山には焦りが見えました。結果論ですが、コートに立っている選手の経験値の差が、チャンピオンシップ第3戦という大舞台で出たと思います。

キングスが勝ったことは嬉しいのですが、一バスケファンとして、この大舞台で優勝経験豊富なベテランプレーヤー#3柏木真介を見られなかったことは残念でした。


【観戦記】琉球ゴールデンキングス×名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5/13)
#30ヒルトン・アームストロングのシューズには、ドラゴンボールのキャラクターが描かれている



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Posted by さばに at 19:00│Comments(4)琉球キングス
この記事へのコメント
さばにさんのブログ、とっても内容が濃い(ちょっと難しい)
ですが、素人でも何とか分かるような内容で勉強になります。
更新楽しみにしてます。

少し質問です。
名古屋戦、本当にシュートが入りませんでしたが何故なのですか?
名古屋のディフェンスがいいから?
素人目から見てディフェンスが凄いように見えなかったのですが…
ゴールが入る日と入らない日の差はなんですか?
Posted by ランニングジョガーランニングジョガー at 2018年05月18日 21:55
>ランニングジョガーさん

こんにちは。
シュートが入らなかった理由ですが、名古屋D戦に関してはインサイドにボールが入らなかったことが要因の一つだと考えています。

キングスは外角シュートの多いチームですが、一旦インサイドにボールを入れてから外角のシューターにパスをすると、シューターは正面からパスが飛んでくるので既に視界にリングが入っており、真っ直ぐにシュートを打つことができます。また、一旦インサイドにボールが入ることでディフェンスが振られ、外角の選手がフリーになりやすいです。

インサイドにボールが入らず、外でぐるぐるボールが回り、横からのパスを受けてシュートを打つと、一旦リングの方向へ向きなおしてからシュートを打つなどの手間がある分、成功率が下がる傾向があるようです。

チャンピオンシップのキングスは、インサイドへボールを入れる手数が#14岸本のドライブと#12ハッサンのポストプレーに偏っていたので、これは来シーズンに向けた課題になると思います。
Posted by さばにさばに at 2018年05月23日 12:45
おぉっっ!!
何と分かりやすい
バスケットって奥が深い
シュートがスポスポ入る日もあれば、レイアップさえ外れる日もある
そういう訳があったんですね
シュートが入らない日は何かに憑りつかれてるのかと心配してました
またご教授お願いします。
ありがとうございました。
Posted by ランニングジョガーランニングジョガー at 2018年05月23日 21:26
つたない説明でしたが、観戦の一助になれば幸いです。

プロ選手でも調子の良しあしがあるのでシュートが決まらない日もあると思いますが、レイアップを落としたときは野次って大丈夫です。
Posted by さばにさばに at 2018年05月24日 12:31
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