2013年09月03日
【観戦記】第2回ユーグレナカップ
もう少しこじんまりとした大会を予想していたのですが、その規模の大きさに面食らいました。
石垣島に着いてまず驚いたのは、コンビニにユーグレナカップの告知ポスターが貼られていたこと。ミニから中学、高校、一般、壮年まで、計54チーム700人がバスケットに打ち込む姿は壮観。翌日の地元紙にはプロ野球の何倍もの面積を割いて試合結果が報じられていました。
この大会、かつてはカーニバルという名称で親しまれていたとのことですが、昨年から株式会社ユーグレナさんの協賛を得て、ユーグレナカップに名称が変わったのだそうです。親・子・孫の三世代が同じ体育館で汗を流すアットホームな大会で、体育館全体が一つの家族のような雰囲気でした。
中学生男子の部でMVPを獲った大浜中のポイントガード=田本隆凪くんは将来が楽しみな選手です。身長170cmなので、チーム内の身長のバランスとしてはフォワードをしていてもおかしくないのですが、状況判断が良くクレバーなのでガード向きだと思います。そういえば、新里武瑠くん(大浜中→前原)の中学時代のプレーを見た時はそのディフェンス力の高さに驚かされました。大浜中は優秀な選手を次々と輩出するので、今後も目が離せません。
会場では数々の熱戦が繰り広げられましたが、最も印象に残った試合は一般女子準決勝、やっしー’s vs にぃーけーやJr.です。
やっしー’sは確立されたスタイルを持っていて、パッシングで崩して、ドライブにはきちんと合わせが入って、リバウンドをさぼらない。各自が自分の役割をこなすことでチームバスケットを機能させていました。
対するにぃーけーやJr.は、顔ぶれを見る限り八重山高校のOGチームだと思いますが、個人技主体です。それでも、同じチームでのプレー歴が長いためかアイコンタクトでの意思疎通に長けていて、個人技主体ながらもチームとしてかみ合っている。全く対照的なチーム同士の対戦でした。
結果はオーバータイムの末、やっしー’sが僅差で勝利を収めましたが、お互いに持ち味を発揮した好ゲームでした。ぜひ、県のクラブ選手権で両チームを見てみたいと思いました。
スペシャルマッチ、前原vs洛南の結果は以下の通りです。
1日目 前原 26(12-7.14-22)29 洛南 ※第2Qで終了
2日目 前原 62(17-14.10-23.11-20.24-20)77 洛南
洛南は6thマンとして出場した2年生フォワードの富田頼くんが脅威でした。190cmの高さに加えて肩幅もあるので、ゴール下の良い位置でボールを持たれてしまうと手が付けられません。前原は鈴木龍雄くんや比嘉アントニー健くんがマッチアップし、彼にボールを持たせないように守りましたが、パスランを主体とした的を絞りづらい洛南のオフェンスに最後まで手を焼きました。
ウインターカップ予選前のこの時期に、全国大会上位常連の洛南との対戦を経験できたことは、前原にとってプラスだったと思います。また、優れたファンダメンタルを持つ両校の対戦は、生観戦した八重山の子供たちにとって素晴らしい教材になったのではないでしょうか。
洛南は、中心選手の森井健太くんがU-18日本代表チームの海外遠征のため不在でした。作本信夫雄先生は、森井くん不在の状況下で「他のメンバーが成長できたこと」を今大会の収穫に挙げておられました。
招待する側/される側の双方に実りをもたらし、第2回ユーグレナカップは幕を閉じました。洛南、前原両校の活躍と、八重山バスケットボールの更なる躍進を祈念しております。
石垣島に着いてまず驚いたのは、コンビニにユーグレナカップの告知ポスターが貼られていたこと。ミニから中学、高校、一般、壮年まで、計54チーム700人がバスケットに打ち込む姿は壮観。翌日の地元紙にはプロ野球の何倍もの面積を割いて試合結果が報じられていました。
この大会、かつてはカーニバルという名称で親しまれていたとのことですが、昨年から株式会社ユーグレナさんの協賛を得て、ユーグレナカップに名称が変わったのだそうです。親・子・孫の三世代が同じ体育館で汗を流すアットホームな大会で、体育館全体が一つの家族のような雰囲気でした。
中学生男子の部でMVPを獲った大浜中のポイントガード=田本隆凪くんは将来が楽しみな選手です。身長170cmなので、チーム内の身長のバランスとしてはフォワードをしていてもおかしくないのですが、状況判断が良くクレバーなのでガード向きだと思います。そういえば、新里武瑠くん(大浜中→前原)の中学時代のプレーを見た時はそのディフェンス力の高さに驚かされました。大浜中は優秀な選手を次々と輩出するので、今後も目が離せません。
会場では数々の熱戦が繰り広げられましたが、最も印象に残った試合は一般女子準決勝、やっしー’s vs にぃーけーやJr.です。
やっしー’sは確立されたスタイルを持っていて、パッシングで崩して、ドライブにはきちんと合わせが入って、リバウンドをさぼらない。各自が自分の役割をこなすことでチームバスケットを機能させていました。
対するにぃーけーやJr.は、顔ぶれを見る限り八重山高校のOGチームだと思いますが、個人技主体です。それでも、同じチームでのプレー歴が長いためかアイコンタクトでの意思疎通に長けていて、個人技主体ながらもチームとしてかみ合っている。全く対照的なチーム同士の対戦でした。
結果はオーバータイムの末、やっしー’sが僅差で勝利を収めましたが、お互いに持ち味を発揮した好ゲームでした。ぜひ、県のクラブ選手権で両チームを見てみたいと思いました。
スペシャルマッチ、前原vs洛南の結果は以下の通りです。
1日目 前原 26(12-7.14-22)29 洛南 ※第2Qで終了
2日目 前原 62(17-14.10-23.11-20.24-20)77 洛南
洛南は6thマンとして出場した2年生フォワードの富田頼くんが脅威でした。190cmの高さに加えて肩幅もあるので、ゴール下の良い位置でボールを持たれてしまうと手が付けられません。前原は鈴木龍雄くんや比嘉アントニー健くんがマッチアップし、彼にボールを持たせないように守りましたが、パスランを主体とした的を絞りづらい洛南のオフェンスに最後まで手を焼きました。
ウインターカップ予選前のこの時期に、全国大会上位常連の洛南との対戦を経験できたことは、前原にとってプラスだったと思います。また、優れたファンダメンタルを持つ両校の対戦は、生観戦した八重山の子供たちにとって素晴らしい教材になったのではないでしょうか。
洛南は、中心選手の森井健太くんがU-18日本代表チームの海外遠征のため不在でした。作本信夫雄先生は、森井くん不在の状況下で「他のメンバーが成長できたこと」を今大会の収穫に挙げておられました。
招待する側/される側の双方に実りをもたらし、第2回ユーグレナカップは幕を閉じました。洛南、前原両校の活躍と、八重山バスケットボールの更なる躍進を祈念しております。
Posted by さばに at 18:02│Comments(0)
│バスケットボール
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